スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Comment (-)

桜月夜


某お方がとある加工SSに短文をつけてくださいました…!✧.*◌·◝(⁰▿⁰)◜˔·ོ◌*·✧




 月夜の逢瀬



桜花爛漫なりしころ、とある時代のとある町。

誰そ彼を告げる空が、繚乱を尽くした町を蘇芳色に染めあげ、
逢う魔時の深青藍が、人と町とを密やかに包む。

夜の帳を揺す桜風が、仄かな光をひらり舞いあげ、
静寂を携えし満月が、幽かに現し世を照らす。

___

花霞 月に逢瀬し 影ひとつ
摘んだ言の葉 弁の数だけ










なんとも風情のあるこの短文、弐挺拳銃の松乃雪さんが書いてくださいました
以下は文章をいただいた時にしてくださった解説のまとめです


短文解説
蘇芳色は夕焼け、深青藍はわずかな青さの残る青色
華やかな街の騒がしさが、たそがれの夕焼けに上塗りされて、
とっぷり暮れて静かになったときのこと、的な感じ

現し世(うつしよ)の対義語は隠り世(かくりよ)
隠り世は幽世とも書くため、対比の隠喩として「幽」「現」を並べてみた
この世(現し世)・あの世(隠り世)で、ある意味でリアル・バーチャルの比喩

仄かな光というのはSSにも舞っている桜のはなびらのこと
5行目の「満月」が照らすことで、ただの花びらが光をまとった光景になるため、
それが「仄かな光」
その仄かな光と満月と桜風があわさって「幽かな現し世」めいた光景になっている、というねらい


短歌解説
花霞というのは春の季語で、花が咲き乱れて野山が霞んで見える情景のこと
月に逢瀬し影ひとつ、は二人ですが敢えてひとつと(寄り添って1つの影になっている)
「摘んだ」は言の葉の「葉」と「弁」、弁も、「花弁」と「弁説」のふたつの弁にかけてある

「舞う花びらや芽吹く葉に劣らないほど、お話したいことはあるけれど
それらも惜しむことなく摘みとって、月でデートをしている今を味わいたい」、的な意味合いになる


とのことです!
そのまま読んでも素敵ですが、意味や意図がわかるとより味わい深く感じますね

意味合いの他にも文節の位置が整えられていたりと、
シンプルながらよく考えられているすばらしい作品です

自分が描いたり作ったりしたものに文章をつけていただくというのは初体験
その初体験でこんなにすばらしいものをいただいてしまって、私は本当に幸せものです(´▽`)

この加工SS自体、初めて複数のSSを合成したもので思い入れも強く、
今回のことでますます思い入れの強いものになりました


松乃雪さんありがとうございました!


そして、実は今日10月27日は満月(正確には21:05)
ちょっと明かりを消して外を眺めてみてはいかがでしょう(´▽`)



それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました!\(^o^)/


スポンサーサイト

管理者にだけ表示を許可する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。